ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ~ スパイダーマンはどこへ ~

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ユニバーサル・スタジオ・ジャパン ~ スパイダーマンはどこへ ~

「USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)」は、映画の世界をそのまま体験できる、日本を代表するテーマパークです。

「USJ」では、アトラクションや様々なキャラクターで人気を集めていますが、もともとのコンセプトは、「映画の制作の裏側を見せる」ことなので、パークの各所には実際の映画制作で使われている仕掛けや特殊技術が施されています。

他にも「プリティーウーマン」など実際の映画に出てきた建物をモデルにしたショップがあったり、アメリカ・ハリウッドの「ジュラシックパーク」の炎を「USJ」に運んで、スティーブンスピルバーグ監督が点火式を行うなど、初めはしっかりコンセプトに沿って進められていました(現在も炎は「ジュラシックパーク」のアーチに灯されています)。

それでは、なぜ近年になって映画に関係のない「キティちゃん」や「スヌーピー」が現れたのでしょうか。

「キティちゃん」や「スヌーピー」はサンリオ社ですが、そもそも「ターミネータ-」「ビートルジュース」「ハリー・ポッター」はワーナー社ですし、そのほか「サセミストリート」や「ウッドペッカー」などもユニバーサル社のキャラクターではありません。

つまり、「USJ」では、集客のために様々なキャラクターの著作権を契約し、その契約に沿ってキャラクターがパークに突然登場したり、終了したりするのです。

なかでも、2024年1月22日に終了した「アメージング・アドベンチャー・オブ・スパイダーマン・ザ・ライド 4K3D」は、長い間多くの人々に愛された人気アトラクションでしたので、惜しまれながらの閉幕となりました。

これは、「スパイダーマン」の著作権を持つマーベル社との契約が終了したことによるものですが、実はマーベル社は、すでに2009年にディズニー社に買収されていて(子会社化)、「USJ」との契約期間が2024年までと決まっていたのです。

買収後は、アメリカの「ディズニー」において、マーベル社のキャラクターが活躍していますし、「TDR(東京ディズニーリゾート)」の「ディズニーハロウィン」では、2022年からマーベル社のキャラクターの仮装が解禁されました。

しかし、なぜか「スパイダーマン」だけは仮装が認められませんでした。

カリフォルニア「ディズニー」のMCUエリア「アベンジャーズ・キャンパス」には「スパイダーマン」が登場するのに、なぜ「TDR」では名指しで禁止しているのでしょうか。

これまで、ユニバーサル社はディズニー社に一定の金額を払うことで、「スパイダーマン」を使用し、現状を維持してきたと言われていますので、いまだ何かしらの制限がかかっているのかもしれません。

その一方で、数年内には「スパイダーマン」が「TDR」に現れるとささやかれており、心待ちにしているファンもいるようです。

でも、「スパイダーマン」は「USJ」のイメージが強すぎて違和感があり、なんだか、夢の国に「現実的な大人の事情」が見え隠れしている気がしますね。

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ちなみに、「USJ」のゲストには、「スヌーピー」だと思って「ポチャッコ」をつけてくる方が多く、「ポチャッコ」は「ほぼスヌーピー」と言われているそうです。

数年後は、「USJ」の「スヌーピー」が、「ポチャッコ」にすり替わっているかもしれませんね。



[ Room Turn Blue ~ ルームターンブルー ~ ]
臨床心理士 / 公認心理師 / キャリアコンサルタント / CEAP / EAPコンサルタント / CBT Therapist®︎ / CBT Professional(EAP) / CBT Extra Professional ®︎

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