2023/05/01
五月病 ~ 日本人独特の病 ~ 。日本には「五月人形」「五月鯉」「五月蝿い(うるさい)」と、旧暦も含めて「五月」にまつわる言葉がとても多いことに気づかされます。つまり、古来からこの「五月」は、日本人の生活と深く関わりのある季節として定着し、文化やしきたり、そして言葉を作り出してきました。その歴史の中で、1960年代から広がりを見せ、1968年に流行語になった言葉が「五月病」です。「五月病」とは、新年度や新学期の環境の変化がストレスとなって、ゴールデンウィーク中に疲れが一気に噴き出したり、休み明けから学校や職場に行く気が削がれて、心身が不調になる状態をいいます。これは、心身が環境の変化に必死についていこうとしてストレスになったものなので、入学や就職、昇進、引越しのように、本来嬉しいことでも気を遣い過ぎたり、頑張り過ぎて我慢を続けると「起きられない」「やる気が出ない」「なぜか涙が溢れる」といった症状が出てきます。また、「五月病」は医学用語ではありませんので、これらの症状は「適応障害」や「うつ病」などと診断されることが多いです。ちなみに、「五月病」はもともと、団塊世代の大学受験生に用いられた言葉で、受験が今とは比べものにならないくらい厳しく、その激しい競争を終えた後に出る虚脱感や抑うつ気分を指す言葉でした。それが近年では、ゴールデンウィーク明けの心身の不調を指す言葉となりましたが、我慢に我慢を重ねると遅れて発症するケースもあることから、今では「六月病」「七月病」「八月病」という言葉まで見かけるようになりました。さて、この「五月病」ですが、欧米には存在しない、日本人独特の「病」なのです。欧米で似た現象としては、12月のクリスマスと年明けに家族で過ごして1月に落胆したり、8月の長いバカンスの後、新学期が始まる9月になってブルーになる人が多いと言われています。したがって、5月にブルーになる「五月病」は、日本の国民病と言えるかもしれません。この4月から新しい環境になった方は、ぜひ連休中に自分の体からの「メッセージ」に耳を傾けてみましょう。体から「メッセージ」が出ている(心身に不調のある)方は、我慢しないで早めに受診することをお勧めします。受診に迷われている方は、プロフィールにありますホームページ「お問い合わせ」をご利用下さい。新しいスタートを、うまく軌道に乗せるためにお手伝いをします。[ Room Turn Blue ~ ルームターンブルー ~ ]臨床心理士 / 公認心理師 / キャリアコンサルタント / CEAP / EAPコンサルタント / CBT Therapist︎ / CBT Professional(EAP) / CBT Extra Professional ︎目白駅から徒歩2分池袋駅から徒歩10分
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