2022/11/02
決して諦めない ~ ビル&ボブ ~ 。近年、職場のメンタルヘルス対策の展開として、EAP を導入する会社が増えてきましたが、EAPが発展してきた背景をご存知でしょうか。現在、EAP が専門としている「悩み」は、メンタルヘルスに留まらず、従業員やその家族が抱える様々な問題を対象としています。しかし、EAPの前身は「OAP」といって、職場のアルコール対策として導入され、アルコール依存症の従業員の回復を助けていました。そして、当時のOAPのカウンセラーの多くが、アルコール依存症の回復期にある人たちだったのです。このようなOAPが発展した背景には、AA(アルコホーリクス・アノニマス)の存在があります。1900年以降、アメリカでは戦争や産業革命によってアルコール依存症者が増加しましたが、なかなかお酒を止められない彼らは、医療からも社会からも見放されていきました。「このままではいけない」「何とかしなければならない」と立ち上がったのは、なんとアルコール依存症の当事者だった証券マンのビルと外科医のボブでした。ふたりはお互いの飲酒経験や苦しみを語り合う相互援助によって断酒できることを実証し、そこからAAが始まって、今でもこの語り合いはAAの活動の柱となっています。このAAの広がりからOAPが始められ、扱う問題もアルコール問題から多くの問題を扱うようなEAP へと発展し、現在では「CEAP」が、EAP の専門的知識とスキルをもつ証となりました。しかし、時代が変わり、扱う問題が変わっても、EAP の理念は今でもビルとボブから受け継がれているのです。ー 社員が病気であるならば、見放すのではなく、その社員の回復を手助けし、また、社員が酒(問題行動)を止めたいと望むなら、チャンスを与えられるべきである ー私たちルームターンブルーもまた「CEAP 」や「EAP コンサルタント」として、クライエント様の望みや願いを諦めることは決してありません。何かの問題に行き詰まり、諦めたい気持ちが強くなっている方は、プロフィールにありますホームページの「お問い合わせ」よりご相談ください。苦しみから立ち上がることは容易ではありませんが、その結果よりも立ち上がろうとすることに意義があり、その先にはきっと新しい世界が広がっていることでしょう。ひとりではありません。一緒に苦しみから立ち上がりましょう。[ Room Turn Blue ~ ルームターンブルー ~ ]臨床心理士 / 公認心理師 / キャリアコンサルタント / CEAP / EAPコンサルタント / CBT Therapist︎ / CBT Professional(EAP) / CBT Extra Professional ︎目白駅から徒歩2分池袋駅から徒歩10分
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