お辞儀 ~ 握手が苦手な日本人 ~

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お辞儀 ~ 握手が苦手な日本人 ~

日本でも海外でも、人に出会った際に「挨拶」を交わすことは一般的ですが、その「挨拶」の持つ意味合いは国によって異なります。

日本人にとっての「挨拶」は、他国と比べて「礼儀」や「労い」を含む側面が強いので、日本では言葉と一緒に「お辞儀」をして頭を下げます。

「お辞儀」は、「浅礼(座礼30度)」「会釈(立礼15度)」「敬礼(立礼30度)」「最敬礼(立礼45~90度)」の4種類に分けられ、頭を深く下げるほどに、深い敬意を表します。

仏教が広まった500年から800年頃に中国から伝わって、当初は頭を下げて首を見せることで、相手に攻撃の意志や敵意がないことを示したとされます。

一方、海外の多くの国では「握手」をするのが一般的で、そのほかにも「ハグ」「チークキス」「合掌」など国によって様々なスタイルはありますが、いずれも「親愛」や「フレンドリー」さを表していますので、朗らかな表情で相手の目を見て「挨拶」をします。

「握手」は互いに武器を隠し持っていないことを確認するというルーツからきていますので、「お辞儀」も「握手」も相手に「敵意がない」ことを伝えているのは同じといえます。

グローバル化が進むこの時代において、「握手」は世界の至る所で用いられる「挨拶」となりましたが、「お辞儀」文化の日本人にとってはまだまだ戸惑いが大きく、見よう見まねで「握手」をしている方は多いのではないでしょうか。

そこで、「握手」で「挨拶」ができるように、「正しい握手」をご紹介します。

まず、
1 立ち上がり
2 相手の目をしっかり見て
3 挨拶し
4 適度な強さで握って2~3回振る

いかがでしょうか。

そして、日本人によくある「間違った握手」は次のとおりです。

■ お辞儀をしながら握手する
 胸を張り、目を合わせることで相手に敵意なく尊敬を示すことができます。

■ そっと握手する
 握り方が弱いと握手をしたくない、友好関係を望んでいないと判断されます。

■ 両手で握手する
 束縛や支配を意味しますので、注意が必要です。

■ ただ握手する
 武器を持っていないことを示すという経緯から、今でも2~3回振って握手するのが正しい仕方です。

■ 場違いに握手を求めてしまう
 目上の人や初対面の女性に先に握手を求めることはNG、そのほか、宗教上「握手」できない国もあります。
お問い合わせは、ホームページ「お問い合わせ」から、お気軽にお声がけください。
「お辞儀」も「握手」も、正しく使うことができると、多国間のコミュニケーションが円滑になりますね。

[ Room Turn Blue ~ ルームターンブルー ~ ]
臨床心理士 / 公認心理師 / キャリアコンサルタント / CEAP / EAPコンサルタント / CBT Therapist®︎ / CBT Professional(EAP) / CBT Extra Professional ®︎

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