⁡山の日 ~ 知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ ~。

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⁡山の日 ~ 知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ ~。 「山の日」は2014年に制定され、2016年に「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」が施行されて、同年の8月11日から「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」趣旨の「山の日」として祝日になりました。 「山の日」が祝日になったのは「海の日」が先に祝日になったことがキッカケで、2010年に日本山岳協会などの団体が「山の日制定協議会」を設立して、「山の日」を国民の祝日にしようとする運動が全国に広がったことにあります。 当初は祝日のない6月にする案や、「海の日」(7月第3月曜日)の翌日にする案などがありましたが、なかでもお盆休みと連続させやすい利点があるとして、お盆前の8月12日を「山の日」とする案が有力でした。 しかし、8月12日は、日本航空123便墜落事故が起きた日でもあり、墜落した場所も群馬県の山中だったことから日付の見直しが検討されて、最終的に8月11日を「山の日」とすることに決まりました。 一方で、山を連想させる数字(「八」の字が山の形にみえるから「8月」、木が立ち並ぶイメージから「11日」)をその理由にするなど、本当の理由はハッキリしていません。 いずれにしても「海」も「山」も、どちらも日本の国には欠かせない大切な自然として、両方が国民の祝日として制定されました。 さて、今回はその「山」と「水」に関する論語、「雍也第六21」を紹介したいと思います。 「子曰、知者楽水、仁者楽山。知者動、仁者静、知者楽、仁者寿。」(子曰わく、知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動き、仁者は静かなり、知者は楽しみ、仁者は寿し。) 「孔子が言うには、知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動いているのが好きだし、仁者はじっと静かにしているのが好きである。知者は活動型なので楽しみを多く見つけることが多い。仁者はどっしり構えているので、寿命が長い。」という意味です。 「知者(ちしゃ)」とは生きるための知恵・道理に通じた人を意味し、「仁者(じんしゃ)」とは思いやりの心を持ち、情愛に溢れる人を意味しています。 水はある時は激しく流れ、ある時はゆったり流れるなど、自由自在に流れて止まないのに対して、山はどっしりして動かない、安定感・重量感が非常にあります。 水を楽しむか山を楽しむか、つまり知者タイプか仁者タイプか、動か静か、活動型か安定型か、といったところでしょうか。 ちなみに、渋沢栄一氏はこの論語に対し『実験論語処世談』の中で、理想的には「よく静と動とを兼ね、山も水も共に併せ楽む者とならねばならぬ」としながらも、渋沢氏自身は「予は山水を楽みとせず」と述べています。 渋沢氏は山水に対する執着心がないばかりか、人生の中で「私は今日まで遊んで生活したといふ事は殆ど無い」し、「老齢になつたからとて、今後もなほ遊んで楽むといふやうな事は絶対致さぬ覚悟である。」と述べています。 そんな渋沢氏が真に楽しいと感じたのは、「論語の話でもするとか或は養育院其他の公共事業の為に奔走するとかいふ事」だったそうです。 楽しみは人それぞれですね。 お問い合わせは、プロフィールにありますホームページの「お問い合わせ」からお気軽にお声がけください。 今年の夏休みは、ぜひ思い思いの「楽しみ」を楽しんでくださいね。 ⁡⁡⁡[ Room Turn Blue ~ ルームターンブルー ~ ]臨床心理士 / 公認心理師 / キャリアコンサルタント / CEAP / EAPコンサルタント / CBT Therapist︎ / CBT Professional(EAP) / CBT Extra Professional ︎⁡目白駅から徒歩2分池袋駅から徒歩10分⁡⁡#認知行動療法 #カウンセリング #心理学 #カウンセリング研修 #臨床心理士 #公認心理師 #セラピスト #カウンセラー #メンタルヘルス #悩み事 #カウンセラー養成講座 #資格取得 #オンライン研修 #研修 #山の日 #海 #山 #論語 #孔子 #渋沢栄一⁡

⁡山の日 ~ 知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ ~。 「山の日」は2014年に制定され、2016年に「国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律」が施行されて、同年の8月11日から「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」趣旨の「山の日」として祝日になりました。 「山の日」が祝日になったのは「海の日」が先に祝日になったことがキッカケで、2010年に日本山岳協会などの団体が「山の日制定協議会」を設立して、「山の日」を国民の祝日にしようとする運動が全国に広がったことにあります。 当初は祝日のない6月にする案や、「海の日」(7月第3月曜日)の翌日にする案などがありましたが、なかでもお盆休みと連続させやすい利点があるとして、お盆前の8月12日を「山の日」とする案が有力でした。 しかし、8月12日は、日本航空123便墜落事故が起きた日でもあり、墜落した場所も群馬県の山中だったことから日付の見直しが検討されて、最終的に8月11日を「山の日」とすることに決まりました。 一方で、山を連想させる数字(「八」の字が山の形にみえるから「8月」、木が立ち並ぶイメージから「11日」)をその理由にするなど、本当の理由はハッキリしていません。 いずれにしても「海」も「山」も、どちらも日本の国には欠かせない大切な自然として、両方が国民の祝日として制定されました。 さて、今回はその「山」と「水」に関する論語、「雍也第六21」を紹介したいと思います。 「子曰、知者楽水、仁者楽山。知者動、仁者静、知者楽、仁者寿。」(子曰わく、知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動き、仁者は静かなり、知者は楽しみ、仁者は寿し。) 「孔子が言うには、知者は水を楽しみ、仁者は山を楽しむ。知者は動いているのが好きだし、仁者はじっと静かにしているのが好きである。知者は活動型なので楽しみを多く見つけることが多い。仁者はどっしり構えているので、寿命が長い。」という意味です。 「知者(ちしゃ)」とは生きるための知恵・道理に通じた人を意味し、「仁者(じんしゃ)」とは思いやりの心を持ち、情愛に溢れる人を意味しています。 水はある時は激しく流れ、ある時はゆったり流れるなど、自由自在に流れて止まないのに対して、山はどっしりして動かない、安定感・重量感が非常にあります。 水を楽しむか山を楽しむか、つまり知者タイプか仁者タイプか、動か静か、活動型か安定型か、といったところでしょうか。 ちなみに、渋沢栄一氏はこの論語に対し『実験論語処世談』の中で、理想的には「よく静と動とを兼ね、山も水も共に併せ楽む者とならねばならぬ」としながらも、渋沢氏自身は「予は山水を楽みとせず」と述べています。 渋沢氏は山水に対する執着心がないばかりか、人生の中で「私は今日まで遊んで生活したといふ事は殆ど無い」し、「老齢になつたからとて、今後もなほ遊んで楽むといふやうな事は絶対致さぬ覚悟である。」と述べています。 そんな渋沢氏が真に楽しいと感じたのは、「論語の話でもするとか或は養育院其他の公共事業の為に奔走するとかいふ事」だったそうです。 楽しみは人それぞれですね。 お問い合わせは、プロフィールにありますホームページの「お問い合わせ」からお気軽にお声がけください。 今年の夏休みは、ぜひ思い思いの「楽しみ」を楽しんでくださいね。 ⁡⁡⁡[ Room Turn Blue ~ ルームターンブルー ~ ]臨床心理士 / 公認心理師 / キャリアコンサルタント / CEAP / EAPコンサルタント / CBT Therapist︎ / CBT Professional(EAP) / CBT Extra Professional ︎⁡目白駅から徒歩2分池袋駅から徒歩10分⁡⁡
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